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蕩けるようなキスをして
第69章 求める夜
彼女が、欲しい。
彼女が、欲しくて。
彼女を貫きたくて、堪らない-。
華夜子の返事を待たずに。
陸はベッドサイドの引き出しから包みをひとつ、取り出した。
それが何か。
それをどうしようとしているか。
初めての夜で既に学習済みの華夜子は、色々な意味で落ち着かなくなる。
こういう時は、あまりじっくり見ない方がいいのだろうか-慣れないのもあり、僅かのこの間(ま)、どうしていたらいいのか分からない。
とりあえず恥ずかしさがあるのは変わりないので、彼を視野に入れないでおく。
そうこうしている内に、割られた脚の間に触れる、何か。
はっとすれば、自分を扇情的な目で見る彼と視線が合った。
華夜子の濡れた花芯の入り口に、陸の先端が触れる。
まるでそれを待ち望んでいたかのように、彼女のそこがひくついた。
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