この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第67章 彼だけ
「もうっ。いつも普通に喋ってって…!」
無駄だと知りつつも、一応注意する。
想像したまま、陸はその半分以上を適当に流し、華夜子に笑って見せた。
「元気、なさそうかなって思っていたけれど。いつも通りの華夜みたいで安心した」
陸の言葉に、華夜子の心臓が波打つ。
「これ…中途半端に配って余っちゃったけど、後は家ででも食べてよ」
白い箱を手渡され、華夜子は動揺を悟られぬよう、頷く。
「…ありがと」
「どういたしまして」
「…」
「なに、どうしたの?」
会話の続かぬ華夜子に、陸は苦笑いするしかない。
「…陸に逢うまで、どきどきしてたから」
「久々の再会に?」
冗談めかして言われ、華夜子はほんのりと赤くなる。
無駄だと知りつつも、一応注意する。
想像したまま、陸はその半分以上を適当に流し、華夜子に笑って見せた。
「元気、なさそうかなって思っていたけれど。いつも通りの華夜みたいで安心した」
陸の言葉に、華夜子の心臓が波打つ。
「これ…中途半端に配って余っちゃったけど、後は家ででも食べてよ」
白い箱を手渡され、華夜子は動揺を悟られぬよう、頷く。
「…ありがと」
「どういたしまして」
「…」
「なに、どうしたの?」
会話の続かぬ華夜子に、陸は苦笑いするしかない。
「…陸に逢うまで、どきどきしてたから」
「久々の再会に?」
冗談めかして言われ、華夜子はほんのりと赤くなる。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


