この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第66章 秘密
一瞬でも抱き締めてくれていたのに、先生の手は既に、私に触れてなどいなかった。
ただ一方的に、私が、先生に抱き付いてるだけ。
その現実に増々悲嘆せざるを得なかったが、もう意地だった。
『…引き離して』
本当の自分の気持ちと裏腹を呟く、唇。
どうして私、こんな事を言わないといけないの。
先生を困らせたくないから。
先生を困らせる為に、好きになったんじゃないから。
『私を、力ずくで引き剥がして下さい、先生』
-そしたら、もう、二度と。
私の絞り出すような声に、高階先生が息を呑んだ。
『私からは離れられないんです。無理なの、先生。…だって、だって私』
最後なのだから。
はっきりと口にするくらい、許して。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ