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蕩けるようなキスをして
第65章 返事
『御堂さんが、そんな事をするようなひとじゃないのは、よく知っている。…ごめんね』
高階先生の言葉に、私の熱は一瞬で冷める。
『だから、余計に分からなくて。御堂さんは誰かをからかって、陰で嗤うようなタイプの人間じゃない。…だとしたら、他にどんな理由がって』
『…』
『こんな冴えない、二十も年の離れたおじさんを…だなんて。とても、信じられなくて。周りを見渡せば、若くていけてる男子学生がいくらでもいるのに…どうして僕なんだろうって。多分本気で言ってくれてるだろう事は、最初から分かってた。でもやっぱり、鵜呑みにする訳にもいかなくて。このままでいいとは思ってなかったけれど…でも結果的にずるずると、返事を先延ばしにしてた。それは、ほんとに申し訳なかったと思ってる』
謝罪を重ねられ、私は首を振る。
先生を好きだという想いを知ってくれさえすれば、それで。
訊くまでもなく、先生の心の中は-最初から知っていたのは、私も同じ。
だから、ひとこと。
ひとことでいいから、ちょうだい。
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