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蕩けるようなキスをして
第12章 乃愛
「ばっ…!違うわよっ、櫻葉陸は全然彼氏なんかじゃないしっ!?」
全身を使い、否定する。
その様子があまりにも自然ではなく、乃愛は声を立てて、笑った。
「私、櫻葉陸が彼氏なんてひとっことも言ってないけど?」
意地悪く言われ、恥ずかしさに、増々頬を染める羽目になる。
墓穴掘ってる-隣りに座っていた留以は頭を抱える。
返す言葉がなく、横を向いてしまっていた華夜子だが、やがて、乃愛に申し訳なさそうに呟く。
「…ごめんね」
「え?」
「ほんっとに、彼とは何でもなくて。ただの誤解で。変な噂が大学中を駆け巡ってるみたいだけど。乃愛には謝っておかないとって、ずっと思ってて」
「え…?」
訳が分からない-乃愛は首を傾げつつ、華夜子の左隣りの空席に腰を下ろす。
「乃愛、櫻葉陸が好きなんだよね?付き合ってたりとか-」
全身を使い、否定する。
その様子があまりにも自然ではなく、乃愛は声を立てて、笑った。
「私、櫻葉陸が彼氏なんてひとっことも言ってないけど?」
意地悪く言われ、恥ずかしさに、増々頬を染める羽目になる。
墓穴掘ってる-隣りに座っていた留以は頭を抱える。
返す言葉がなく、横を向いてしまっていた華夜子だが、やがて、乃愛に申し訳なさそうに呟く。
「…ごめんね」
「え?」
「ほんっとに、彼とは何でもなくて。ただの誤解で。変な噂が大学中を駆け巡ってるみたいだけど。乃愛には謝っておかないとって、ずっと思ってて」
「え…?」
訳が分からない-乃愛は首を傾げつつ、華夜子の左隣りの空席に腰を下ろす。
「乃愛、櫻葉陸が好きなんだよね?付き合ってたりとか-」

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