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蕩けるようなキスをして
第64章 代わりじゃない
きっと誤解させた-陸は大慌てで、否定する。
「あ、いや、そーいう変な意味じゃなく…!」
繋いだ手に変な汗をかき、焦って強く握り締めてしまう。
痛みに、顔を顰めた華夜子に、陸は増々慌ててしまう。
「あ、ごめん…だから、そーいう事じゃなくって…そう、例えば手」
「手…?」
「うん、そう。こうやって手を繋いで、どこかに行ったりとか…本当に一度もなかったの?」
「…うん」
華夜子の横顔が淋しげに歪む。
「それは…相手が先生だから?」
「うん。同じ大学の学生となんてさ…私も未成年だったし。良からぬ噂を立てられたら、先生が困るから」
「それは…そうだろうけど。でも、たまにさ、どこか遠くにでも行けば、知り合いに会わずにデートくらい」
-それで、華夜は良かったの?
-それを、先生は良しとしてたの?
「あ、いや、そーいう変な意味じゃなく…!」
繋いだ手に変な汗をかき、焦って強く握り締めてしまう。
痛みに、顔を顰めた華夜子に、陸は増々慌ててしまう。
「あ、ごめん…だから、そーいう事じゃなくって…そう、例えば手」
「手…?」
「うん、そう。こうやって手を繋いで、どこかに行ったりとか…本当に一度もなかったの?」
「…うん」
華夜子の横顔が淋しげに歪む。
「それは…相手が先生だから?」
「うん。同じ大学の学生となんてさ…私も未成年だったし。良からぬ噂を立てられたら、先生が困るから」
「それは…そうだろうけど。でも、たまにさ、どこか遠くにでも行けば、知り合いに会わずにデートくらい」
-それで、華夜は良かったの?
-それを、先生は良しとしてたの?

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