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蕩けるようなキスをして
第62章 理由
「華夜。朝、何食べたい?」
お言葉に甘え、シャワーを使わせてもらった。
これまたありがたくタオルを借り、濡れた長い髪の毛の水気をとっていると、声を掛けられた。
「お店もまだ殆ど開いてない時間だし、私はファミレスとかで十分だけど?」
本心からそう言ったのだが、彼の表情を曇らせてしまった。
「昨夜もだったけど…二日連続で大丈夫?」
陸があまりにも申し訳なさそうに訊いてくるものだから、華夜子は急いで言葉を足す。
「いや。別に同じメニュー食べる訳じゃないし?私はほんとに平気。ってか、行きたい。…陸の方こそ、平気?別の所でもいいよ?」
華夜子は心配になり尋ねるが、陸は笑って首を振った。
「俺は華夜とならどこでもいい。…いや、なんか悪いなと思ってさ」
「悪い?」
「うん。折角のイヴも、ちゃんとした所じゃなく、結局その場凌ぎみたいにファミレス入って。思えば今日はクリスマスなのに、選択肢が少ないからまた同じ場所かって」
「それは全然陸のせいじゃないし。元はと言えば私が…ほんと、ごめんなさい」
改めてきちんと謝ろうと、華夜子は陸に向き合った。
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