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蕩けるようなキスをして
第61章 恋と憧れ
それはそうだろう。
なにせ、高階先生の補足程度とは到底思えぬ、長い話からようやく解放されたのは、一時間も経った後だった。
そんなにも長い間、なんの連絡もないまま待たされて、怒らない人間はそうはいないだろう。
「ごめん。だって、高階先生が、いきなり講義の延長のような話を始めてくるからさ-」
-熱心に説明してる途中で、そろそろ…なんて言い出せなくて。
私は息を弾ませながら、許しを請うように目の前で両手を合わせた。
「講義?」
留以は不審そうに、眉を顰(ひそ)めた。
「なんで授業終わったばっかで、また勉強の話?華夜子なんか質問でもしたの?」
「そうじゃないんだけど…多分、先生の授業が面白くて分かりやすいって、私が言ったから?気を良くしてじゃないだろうけど、嬉しくてまた話してくれたのかなって…?」
「折角ふたりにしてあげたのに、勉強の話なんてねえ?色気も何もあったもんじゃない」
がっかりを絵に描いたかのように。
留以が大仰に肩を落とす。
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