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蕩けるようなキスをして
第59章 蕩ける夜
初めての相手をするのは、陸にとっても初めての事だった。
こんな自分を最初の相手にするなんて、止めた方がいい-自分自身が一番良く分かってた。
例えそういう相手に誘われたとしても、今までやんわりと断ってきた。
だから、彼にとっても今夜はある意味全てが初めてで。
自分の中では最善を尽くしたつもりだけど。
正直、もっと彼女を楽にさせてあげる方法が、他にあったかもしれない。
静かに涙を流す彼女に、胸が痛む。
謝る陸に、華夜子は涙を拭きながら、言った。
「陸は、最初からずっと優しくしてくれたよ」
「…そう思ってくれてるなら、嬉しいけど」
「陸で良かった…そう、思ってる」
潤んだ瞳に。
堪らなく可愛いひとことに。
再び彼女を愛したい気持ちが高まってくる。
暫し忘れていたのに、彼女と繋がる部分が正直にも熱を帯びてくる。
こんな自分を最初の相手にするなんて、止めた方がいい-自分自身が一番良く分かってた。
例えそういう相手に誘われたとしても、今までやんわりと断ってきた。
だから、彼にとっても今夜はある意味全てが初めてで。
自分の中では最善を尽くしたつもりだけど。
正直、もっと彼女を楽にさせてあげる方法が、他にあったかもしれない。
静かに涙を流す彼女に、胸が痛む。
謝る陸に、華夜子は涙を拭きながら、言った。
「陸は、最初からずっと優しくしてくれたよ」
「…そう思ってくれてるなら、嬉しいけど」
「陸で良かった…そう、思ってる」
潤んだ瞳に。
堪らなく可愛いひとことに。
再び彼女を愛したい気持ちが高まってくる。
暫し忘れていたのに、彼女と繋がる部分が正直にも熱を帯びてくる。

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