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蕩けるようなキスをして
第59章 蕩ける夜
「そうなんだ。なら、ここを七時過ぎに出れば、九時までには余裕で家に帰れるよね」
「…うん」
「いや…ほら、俺が無理矢理引き留めたようなもんだから。こういう事ほんとはしたくないんだけど…その、お母さんが仕事から戻るまでに家に帰っていれば、無断外泊ばれないかなって。華夜を困らせないで済むかなって。…もし万が一、ばれて修羅場にでもなったら、必要なら勿論俺も謝るけどさ」
真面目に言ってくる陸に、華夜子の頬が緩んだ。
「謝るって…私のお母さんに?」
「だってさ。元はと言えば、家に誘った俺が悪いから」
「陸が出てきたら、それこそ大修羅場でしょ」
今しがたまでの泣きそうな感情は消え、華夜子は吹き出した。
「なんて言い訳するの。訊くまでもないけど、問い質されたらなんて答えるの?一晩中私と一緒にいて、何してたって-」
そこまで言って、とんでもない事を口走ってる自分に気付き、華夜子は大慌てで口を噤む。
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