この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第59章 蕩ける夜
「これでいい?」
確認されるが、僅かに首を縦に振るくらいしか、今の華夜子には出来ない。
そんな彼女の張り詰めた様子に、陸は敢あえて明るく、冗談を言う。
「俺の股間を膝蹴りした時の、あの威勢の良さはどこにいったの。おねーさん?」
いつ振りだろう。
久し振りの呼ばれ方に、華夜子は面を上げる。
目が合うと、それは穏やかに微笑まれた。
「ずっと、華夜を大切にする。今日もこれから、華夜を大事にする。…だから、俺に華夜をくれる?」
真摯な眼差しで告げられ、華夜子の胸が嬉しさに震える。
「…はい」
恥ずかしさに俯きそうになり、その唇は陸が攫った。
甘く。
優しく。
溶けそうな。
確認されるが、僅かに首を縦に振るくらいしか、今の華夜子には出来ない。
そんな彼女の張り詰めた様子に、陸は敢あえて明るく、冗談を言う。
「俺の股間を膝蹴りした時の、あの威勢の良さはどこにいったの。おねーさん?」
いつ振りだろう。
久し振りの呼ばれ方に、華夜子は面を上げる。
目が合うと、それは穏やかに微笑まれた。
「ずっと、華夜を大切にする。今日もこれから、華夜を大事にする。…だから、俺に華夜をくれる?」
真摯な眼差しで告げられ、華夜子の胸が嬉しさに震える。
「…はい」
恥ずかしさに俯きそうになり、その唇は陸が攫った。
甘く。
優しく。
溶けそうな。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


