この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第58章 真相
絞り出すように自身の思いを吐き出し、陸は覆い被さるように華夜子を抱き締めた。
「これから夜明けまでの数時間でいい。そしたらもう二度と、そんな非情な事は言わないから。だから-」
-華夜の心の中から、彼を消して。
-華夜の心の中を、俺だけにして。
耳元で願われた刹那。
華夜子の目尻から伝った涙が、ベッドの上へ落ちた。
「…華夜?」
最大級の勇気を出したひとことなのに、なんのリアクションもなく。
いいとも悪いともない無反応な華夜子の様子に、陸は不審そうに彼女の顔をそっと、窺う。
そして、驚きと後悔が同時に襲ってくる。
「泣かないで、華夜-」
慌てて彼女のまなじりを指先で拭う。
もう絶対に彼女を泣かせないだなんて、どの口が言ったのか-哀しみに胸が押し潰されそうになる。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ