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蕩けるようなキスをして
第58章 真相
「なら、余計に今じゃなく、明日…ってか、もうとっくに日付は変わってるから、今日の後でじゃだめ?その時は、きちんと聞くからさ」
「どうしてさっきから、今日はだめだって-」
-言うの?
本当に訳が分からず、華夜子が探るように見れば、掠めるようなキスをされる。
そんなの、決まってる-陸は熱の籠った両眼で、華夜子を見詰めた。
「今夜は、華夜とふたりで過ごす初めての夜だ。華夜が朝まで俺と一緒にいたいって、思ってくれた初めての夜だ。こんなに嬉しい日に…他の誰かの事で、思い煩いたくない。酷いと言われるかもだけど」
「…」
「なんと思われようとも、これからの時間は誰にも邪魔はさせない。誰の事も思わない。たった今から俺が想うのは、華夜の事だけだ」
陸の囁きに、華夜子の心が震え出す。
「だから、華夜もそうであって欲しい。言い足りない事は、まだ色々とあるんだろうけど。華夜もたった今から、考えるのは俺の事だけにして。俺だけを想って。今夜だけでいいから…亡くなってしまった彼の事も忘れて。心の片隅にも置かないで。今夜華夜の中にいるのは、俺だ。俺だけだ」
「どうしてさっきから、今日はだめだって-」
-言うの?
本当に訳が分からず、華夜子が探るように見れば、掠めるようなキスをされる。
そんなの、決まってる-陸は熱の籠った両眼で、華夜子を見詰めた。
「今夜は、華夜とふたりで過ごす初めての夜だ。華夜が朝まで俺と一緒にいたいって、思ってくれた初めての夜だ。こんなに嬉しい日に…他の誰かの事で、思い煩いたくない。酷いと言われるかもだけど」
「…」
「なんと思われようとも、これからの時間は誰にも邪魔はさせない。誰の事も思わない。たった今から俺が想うのは、華夜の事だけだ」
陸の囁きに、華夜子の心が震え出す。
「だから、華夜もそうであって欲しい。言い足りない事は、まだ色々とあるんだろうけど。華夜もたった今から、考えるのは俺の事だけにして。俺だけを想って。今夜だけでいいから…亡くなってしまった彼の事も忘れて。心の片隅にも置かないで。今夜華夜の中にいるのは、俺だ。俺だけだ」

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