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蕩けるようなキスをして
第58章 真相
「眠ってる…お墓?」
陸が探るように問えば、微笑みはそのままに、華夜子は無言で頷いてみせる。
その答えに、陸はとりあえず安堵する。
まるでごみか何かのように。
まるで不要物と同類のように。
無造作に捨てられていなくて良かった。
彼女の手元にあるのではないけれど、どこかにちゃんと存在しているという事実に、胸を撫で下ろす。
しかし。
そこで、ふと、疑問が湧く。
「初めて…って…?」
もう亡くなってから一年以上も経っているのに-どういう事?
ある意味素朴な陸の疑問に、華夜子は困ったような、淋しそうな、笑みを作った。
「私。彼が亡くなってお葬式にも参列してないし、お墓参りもただの一度も行った事がないの。…厳密に言えば、行かせてもらえなかったから」
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