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蕩けるようなキスをして
第10章 卵焼き再び
「…うち、お母さんと二人の母子家庭で。母親は看護師で、夜勤もあったりで忙しくて。小さい頃から料理とか手伝ってる内に、自然に得意になってさ。それで-」
語る華夜子に、再び、陸は感心する。
「へえ。華夜子って色々ほんとすげーんだな。尊敬する」
言って、改めて、弁当箱をまじましと眺める。
その柔らかな笑顔に、華夜子もつられ、笑みが零れてしまう。
「…他の物が良ければ、それをあげるけど」
尋ねてみる。
しかし-予想通り、陸は左右に首を振った。
そして、笑った。
「卵焼きがいい」
華夜子は小さく頷き、箸箱から出した箸を、一応、彼に渡そうとする。
しかし-予想通り、陸は左右に首を振った。
そして、笑った。
最高に意地悪く。
最高に魅惑的に。
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