この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第58章 真相
だから。
幸せだったと。
心安らかに、思い出に浸れるまでになったと言うのなら。
それは紛れもなく、彼女の頑張りだ。
自分は-ただ、側にいただけ。
自分の為に-ただ、側にいたかっただけ。
大好きな彼女に、笑って欲しくて。
おこがましくも、この自分が笑わせる事が出来ないかなって。
笑わせる事が出来ればいいな、って-…。
「陸がいたからだよ。知ってて、それでもいいって、ずっと一緒にいてくれたから。だから私、哀しみを癒していけた。毎日の陸との会話が楽しくて。ラインが嬉しくて。電話が待ち遠しくて。色んな場所にふたりで出掛けて。そのどれもが。その全てが。私の勇気になった。私の力になった。…ほんと、出逢いって不思議。あんなにも無理だって思ったひとが、今は私に一番の安らぎを与えてくれてる。陸がいい。陸で良かった。陸以外はだめなの。私、陸と明日も明後日も一緒にいたいの。だから私-」
-指輪をどうにかしようとしたの。
幸せだったと。
心安らかに、思い出に浸れるまでになったと言うのなら。
それは紛れもなく、彼女の頑張りだ。
自分は-ただ、側にいただけ。
自分の為に-ただ、側にいたかっただけ。
大好きな彼女に、笑って欲しくて。
おこがましくも、この自分が笑わせる事が出来ないかなって。
笑わせる事が出来ればいいな、って-…。
「陸がいたからだよ。知ってて、それでもいいって、ずっと一緒にいてくれたから。だから私、哀しみを癒していけた。毎日の陸との会話が楽しくて。ラインが嬉しくて。電話が待ち遠しくて。色んな場所にふたりで出掛けて。そのどれもが。その全てが。私の勇気になった。私の力になった。…ほんと、出逢いって不思議。あんなにも無理だって思ったひとが、今は私に一番の安らぎを与えてくれてる。陸がいい。陸で良かった。陸以外はだめなの。私、陸と明日も明後日も一緒にいたいの。だから私-」
-指輪をどうにかしようとしたの。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


