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蕩けるようなキスをして
第58章 真相
「じゃあ、なんで-」
-訊いてこないの?
全く以てわからないという風に、華夜子は更にきつく陸に抱き付く。
「聞いたら、絶対また馬鹿みてーに、嫉妬するに決まってるから」
華夜子は陸の胸から顔を離し、急いで彼を見る。
目が合えば、陸は恥を晒すような自身の告白に、笑いを漏らす。
「本当に謝って欲しいなんて思ってない。だから、それはいらない。説明は…話してくれると言うのなら、聞きたい。知りたい。でも、今日はいい…明日じゃ、だめかな?」
「どうして明日?」
訝しげな視線を送れば、陸は困ったように口元を緩めた。
「…華夜はさ、どうして今日俺の部屋に来たの?」
「え?」
「その話をする為?」
「…うん」
「その為だけ?」
-訊いてこないの?
全く以てわからないという風に、華夜子は更にきつく陸に抱き付く。
「聞いたら、絶対また馬鹿みてーに、嫉妬するに決まってるから」
華夜子は陸の胸から顔を離し、急いで彼を見る。
目が合えば、陸は恥を晒すような自身の告白に、笑いを漏らす。
「本当に謝って欲しいなんて思ってない。だから、それはいらない。説明は…話してくれると言うのなら、聞きたい。知りたい。でも、今日はいい…明日じゃ、だめかな?」
「どうして明日?」
訝しげな視線を送れば、陸は困ったように口元を緩めた。
「…華夜はさ、どうして今日俺の部屋に来たの?」
「え?」
「その話をする為?」
「…うん」
「その為だけ?」

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