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蕩けるようなキスをして
第57章 クリスマス・イヴ
ふたり、互いに無言のまま、数秒間。
その沈黙を先に破ったのは-彼。
最初は小刻みに肩を揺らす程度だったのに。
やがてそれは、どんどん大きくなってゆく-。
周りの人間なんかお構いなしに、陸は腹を抱え、爆笑する。
身体を捩(よじ)りながら。
喉を鳴らし。
大声で笑い続ける陸に、華夜子は真っ赤な顔で怒鳴る。
「ちょっとっ。何がおかしいって言うのよっ。失礼じゃない?私なんかした?ねえっ?」
詰め寄る華夜子に、陸は首を振りつつも、笑いが止まらないらしかった。
「もー!だからいつも声、でか過ぎなんだってばっ。みんな滅茶苦茶引いてるじゃないの。恥ずかしいから止めてって、何度…!」
なんだかよく分からなかったけれど。
自分が発した言葉のどれかがツボに嵌ったらしい彼に、華夜子は腹が立ち。
その沈黙を先に破ったのは-彼。
最初は小刻みに肩を揺らす程度だったのに。
やがてそれは、どんどん大きくなってゆく-。
周りの人間なんかお構いなしに、陸は腹を抱え、爆笑する。
身体を捩(よじ)りながら。
喉を鳴らし。
大声で笑い続ける陸に、華夜子は真っ赤な顔で怒鳴る。
「ちょっとっ。何がおかしいって言うのよっ。失礼じゃない?私なんかした?ねえっ?」
詰め寄る華夜子に、陸は首を振りつつも、笑いが止まらないらしかった。
「もー!だからいつも声、でか過ぎなんだってばっ。みんな滅茶苦茶引いてるじゃないの。恥ずかしいから止めてって、何度…!」
なんだかよく分からなかったけれど。
自分が発した言葉のどれかがツボに嵌ったらしい彼に、華夜子は腹が立ち。

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