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蕩けるようなキスをして
第57章 クリスマス・イヴ
いけない。
いけないに決まってる-…。
踏ん切りがつかない陸の耳に、華夜子の声が届く。
「…彼氏」
遠慮がちな華夜子のひとことに、陸の心臓が大きく波打った。
「…ここに到着して、ひとりで歩道を歩いてたの。そしたら別れたばかりのさっきの彼と、偶然また会ってしまって。『待ち合わせじゃなかったの?』なんて、探るように訊かれて。もうすぐで来るからって、急いで立ち去ろうとしたのに、今度は『待ち合わせの相手が来るまで一緒にいてもいい?』って、ついてこられて私-」
-だめって言えなかった。
思えばそれが、いけなかったのだけれども。
軽く唇を噛んでいた華夜子だったが、すぐに続きを話し始める。
「その内『遅いね、何時に待ち合わせ?』『連絡してみたら?』『もしかしてドタキャン?』『誰と待ち合わせていたの?』『酷いね、その相手』どんどん質問がエスカレートして。いい加減腹が立って私-」
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