パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第57章 クリスマス・イヴ

幸いにも？そう性質（たち）の悪そうな奴じゃなかったから、もう二、三度断れば多分諦めてくれただろうと思うけど。
けど。
それも。
何事もなく済んだ今だから、言える事であって。
もっともっと、危機感を持って欲しい。
自分がどんなに綺麗で。
自分に見惚れてる男がどんなにいるか－自覚して欲しかった。
いつも俺の事ばかり気にして、悩んでいるようだけれど。
俺よりもずっと、ずっと、彼女は魅力的だった。
そんなにも魅惑的なのだから、隙あらばって思ってる奴は沢山いる。
なんで気付かないの？
自分の事なのに。
本当は俺の方こそ、いつも気後れしてる。
でも、大好きだから。
誰にも絶対、渡したりなんかしないけど。