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蕩けるようなキスをして
第56章 誰でもない
来てくれないだろう-これは、想定の範囲内だった。
実際彼女は四時間経っても現れず-想定内だったにも関わらず、心折れそうになっていた。
口にはしなかっただけで内心、もう帰ろうか-そう、思い始めてた。
その矢先に、思いもかけず彼女を発見し。
嬉しさに心躍ったのも束の間。
飲食店の灯りに照らされたのは、彼女の顔だけではなかった。
その隣の人物の顔もまた、はっきりと見てとれた。
少なくとも、自分は見た事のない奴だった。
見知った人間ではなくとも、それが同性だったのなら、こんなにも心乱れなかった。
でも、今、彼女の隣りにいるのは-。
自分以外と。
この遅い時間帯に、肩を並べて歩いてる。
しかも、このイヴの夜に。
その意味するものって?
考え始め-陸はすぐに自分の馬鹿げた考えを訂正する。
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