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蕩けるようなキスをして
第8章 おねーさん
誰のせいだと思って-増々頭に血が上る。
「食堂で食べたくても、行けないのよっ。私、今、この大学で結構有名人になっちゃってるからっ。親友の留以になら言えるけど、流石に他の友達には私に合わせて教室で食べようなんて、言えないから。だから、こうして一人で…!」
まくし立てる華夜子に、陸の横顔が一瞬で沈んだ。
「ごめん」
「えっ…」
「俺のせいで、ごめんね。なんだか思いの外、騒ぎになっちゃってるみたいで」
「…」
「俺と一緒だと余計にある事ない事噂されるかなって、おねーさんと会わないようにしてたんだけど-」
だから、一週間振り?-そこで陸は華夜子を振り返り、真正面から見て、微かに笑った。
その、自分を包む優しい眼差しが、華夜子の胸を瞬時に熱くする。
このひとは、自分を滅茶苦茶に苦しめる。
このひとは、自分を滅茶苦茶に嬉しがらせる。
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