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蕩けるようなキスをして
第52章 行けない
居たたまれない想いを胸に、陸が正に腰を上げようとした時。
「…次の日は?」
まさかの。
彼女から声が掛かった。
陸は思わず、窓の外から華夜子の方へ、視線を向けてしまう。
見なければ良かった-後悔しても遅い。
果たしてそこには、悲嘆に暮れる彼女がいた。
頬を伝う雫を拭う事もせず。
戦慄(わなな)く口唇を噛み締め、必死に泣き声を押し殺してる。
しかし。
逸らす事なく、ひたすら真っ直ぐに。
溢れる涙でいっぱいの両の瞳で、こちらを見詰めてくる。
自分を頼りにするかのようなその顔に、見る間に愛おしさが満ちてゆく。
抱き締めてあげたい-心の底からそう思った。
なんという事を、自分はしているのだろう。
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