この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第52章 行けない
「…陸、あのね」
躊躇いがちな彼女の囁きに、陸の胸は締め付けられてゆく。
「…その、明後日の話なんだけど」
どうかこれから何を言われても、耐えられますように-陸は、唇を、噛み締めた。
「イヴの日の約束なんだけど、私、その日-」
言い淀む彼女の、沈痛な、表情。
伝えたい何かがあるのに、言葉が喉につかえ、先が続かないらしかった。
縋るような目でこちらを見てるのは、気付いてた。
助けを求めているのも、勿論ちゃんと。
なのに。
知らない振りをした。
わざと分かるような横柄な態度で、顔を逸らしてやった。
なんでいつも自分ばかりが-最早、制御が効かなくなってきていた。
自分で自分が抑えられなくなってきてる。
やばい-頭の片隅で警報が鳴っていたが、今しも爆発しそうだった。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ