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蕩けるようなキスをして
第51章 TtoK
こうなるかもしれないのは、予測の範囲内だったはず。
知ってて自分で仕向けたくせに、今更どうしてこんなに動揺しているのか。
絶望的な気持ちで、自分の背後で止まった指輪の音を、聞いた。
目にした事はなかった。
目にしたくなんかなかった。
でも。
こうなってしまっては、もうどうしようもなかった。
一番泣きたかったのは彼女。
けれど。
自分も本当に、泣きたかった。
しゃがみ込んで、それに触れ。
見詰めていた自分は、どんな表情(かお)をしていたのだろう。
鋭利な刃物で既にずたずたに引き裂かれていた心を、更に痛めつけるかのように。
よせばいいのに、見てしまった。
銀色の指輪の裏側-刻印を。
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