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蕩けるようなキスをして
第47章 彼氏彼女
もう、嘘などつけない。
もう、誤魔化しようがなかった。
そんな自分に、されてしまった-彼によって。
でもまさかそんな事、口が裂けても言えない-心乱され、哀しくなってきたところを、他でもない彼の声が救う。
もっと?-問われ、華夜子は信じられないものを見るように、陸を見上げた。
目が合うと、意味あり気に笑われる。
羞恥に、華夜子の頬は一瞬で染まる。
「ち、ちが…っ」
狼狽えながらもどうにか否定するが、説得力など皆無だった。
「ふ~ん?…まあ、ならいいけど」
「…」
「じゃあ、行こうよ。どこに行きたい?」
「…どこって、そんなの」
言葉に詰まった華夜子の頬を、陸の両手が包み込み、上を向かせた。
もう、誤魔化しようがなかった。
そんな自分に、されてしまった-彼によって。
でもまさかそんな事、口が裂けても言えない-心乱され、哀しくなってきたところを、他でもない彼の声が救う。
もっと?-問われ、華夜子は信じられないものを見るように、陸を見上げた。
目が合うと、意味あり気に笑われる。
羞恥に、華夜子の頬は一瞬で染まる。
「ち、ちが…っ」
狼狽えながらもどうにか否定するが、説得力など皆無だった。
「ふ~ん?…まあ、ならいいけど」
「…」
「じゃあ、行こうよ。どこに行きたい?」
「…どこって、そんなの」
言葉に詰まった華夜子の頬を、陸の両手が包み込み、上を向かせた。

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