この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第7章 揺れる夜
「――うん……三広君に会いに東京に来たんだけど……ちょっと言い合いになって……でも、大丈……」
桃子の唇を由清の指が摘まんでその先を言わせない。
「桃子は嘘が付けないんだから……俺にはお見通しだよ。大丈夫じゃないでしょ?」
「も……桃子って……桃子って……なんでさっきから呼ぶの……っ」
桃子は由清の指を振り払い、言った。
桃子の涙が一粒、二粒とグラスの底に落ちていく様を見詰めながら由清は桃子の唇に触れた自分の指をもう片方の手で握った。
「ダメ?」
「ダメって……ダメだよっ……」
――三広君だって……たまにしか桃子って呼ばないのに……!

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


