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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第15章 小さな心と信じる道

一方の黒野は、愛良に手を引かれたまま半ば強引に愛良の部屋に連れ込まれた。ベッドにドサリと座らされると上から見下ろした。
「ゆーとの…バカ!」
「何か勘違いされてはないでしょうか?」
「勘違いなんてしてない!だってパパもゆーとの事連れてっちゃうもん」
「いや、ですから。」
「いやだもん…ゆーと、いなくなっちゃうの…私そんなのやだ…」
今にも泣き出しそうな愛良を見上げながら黒野はそっと手を伸ばして頬を包んだ。
「どこにもいきませんよ。奥様から何をどう聞かされたのか解りませんが私はずっとお嬢様のお傍にいます。」
「でも片桐さんとお見合いでしょ?」
「ゆーとの…バカ!」
「何か勘違いされてはないでしょうか?」
「勘違いなんてしてない!だってパパもゆーとの事連れてっちゃうもん」
「いや、ですから。」
「いやだもん…ゆーと、いなくなっちゃうの…私そんなのやだ…」
今にも泣き出しそうな愛良を見上げながら黒野はそっと手を伸ばして頬を包んだ。
「どこにもいきませんよ。奥様から何をどう聞かされたのか解りませんが私はずっとお嬢様のお傍にいます。」
「でも片桐さんとお見合いでしょ?」

