この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
さくらホテル2012号室
第12章 ほどける


「毎度」
と言って先生は、その店の暖簾をくぐった。
「らっしゃい」
大将はいつも決まってそう答える。


生真面目な先生にしてはずいぶんラフな挨拶だな、と思った。
その気軽さは先生と大将の親密さの表れだし、そのせいで先生とわたしとの関係を勘ぐられることが、最初の頃は気になっていた。


けれどふたりの板前さんはそんなことをおくびにも出さずに丁寧にわたしを遇(ぐう)してくれた。


「大将、今日のお勧めから頼みますよ」
先生はいつもそう言って、この素敵なランチを始めてくれた。

/129ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ