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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第16章 ちーちゃんの夏休み♡PartⅦ♡





──翌日。


「えー、葵隊員♪こちらの守備は完璧です、どうぞ」

「Got it!」


…えーと?

その手の形は無線機を表しているのだろうか。

どこか楽しそうな聖くんのそんな声が響いたのはラグジュアリーなフルサイズアメリカンSUVの車内でのことだった。

それに加え、そのハンドルを握る葵くんからも"了解"と謎の返事が返ってくる。

それもそのはず…


『呪いだねー、それ』

『え…』

『完っ全に魔王狂いの側近からの呪い♪あはは♪』

『………』


事の始まりは昨日の深夜にさかのぼり、アタシが明かした悪夢の正体に聖くんがケロリと笑ってみせたことからで。


『きっとそれはあれだよー。ご機嫌斜めの渚くんに八つ当たりされて泣かされた忠犬くんが、なんか念でも飛ばしてるんじゃん?』

『えー、コワッ。飛距離どんだけなのそれ…。海越えれんの?』

『さぁ…オレならできるけど♪』

『はっ!?できるの?』

『あはっ♪当ったり前じゃん、よゆーよゆー♪』

『えぇー、それ軽くお前の方が怖いんですけどー』

『~♪』


……汗汗汗汗


っていうのもまぁ、あり得ない話でもなく…

アタシのせいで、渚くんと雅くんの予定は狂いまくっているに違いはなくて、

その罪悪感のせいからなのか。はたまた渚くんに苛められた明智さんの念力のせいなのか。

結局、悪夢の真相については謎だけれど…


『まぁ、今回は魔王を敵にまわしてるわけだから、色々と用心するに越したことはないよねー♪』


…とのことで、愉快な誘拐犯たちにより特別警戒体制が絶賛展開中~♪ということらしい。





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