この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
妖精王は軍人に奪われる
第4章 不完全な存在
「え…えっ!?」
「ほっほ。驚かれましたかな?…と、」
「?」
ファルコが笑いを潜め、その様子を
不思議に思い口をつぐむと部屋の扉が開いた
入ってきたのは髪から水滴を滴らせている
上半身裸のメアだった
「…っ!」
(ファルコさんは、メア様が帰ってきた
ことに気づいて話すのを止めたの?
いえ、そんなことより…目のやり場に
困る…っ)
アイリスが心の中で狼狽しているのにも
構わず、メアは髪を拭きながら
こちらに近づいてくる
「まだいたのか。無駄話でもしていたか?」
「アイリス様をお一人で自室に向かわせて
退屈させろと?メア様は相変わらず
私めに無理を仰いますな」
「ふん、貴様こそ相変わらず皮肉った
言い方だろう」
これがこの2人の普段のやりとりなの
だろう、とアイリスは考えた
しかし、半裸のメアに隣に立たれては
すぐに思考出来なくなり赤面し出す

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


