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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第6章 禁断の恋

「八反田さん、ありがとうございます。ごちそう様でした!」
「いや、付き合ってくれたのは風間さんですしね。これくらいは当然ですよ。お気になさらず」
にっこり笑ってくれた八反田さんの、スーツは黒色だった。
ネクタイはせず、上一つだけ外している。
タイトなシルエットの八反田さんには、何故かそれが似合う。
とても紳士的に見えて、清潔感があって。
そしてふと、それはテレビ電話の時に見たスーツと似ているんじゃないか、そう邪推してしまうから私は私をあまり好きになれない。
えんじのネクタイがどこかに隠されているのかも。
こっそり探りながら助手席に座った。
「どうしますか?家に帰りますか?」
車のキーを回す前に、八反田さんは私に尋ねた。
「帰りません」
当然とばかりに答える。
参ったな、と答えた八反田さんは黒の腕時計を確認し、
「なら事務所にでも泊まるか……」
一度差し込んだキーを回した。
エンジンがかかり、車が動き出す。
きっと器用な女の子なら、このまま八反田さんとカーセックスに持ち込めるように誘惑するか、ホテルに行きたいと妖しく我が儘を言うのだろう。
でも臆病な私にはそれは出来ない。
だけどそれがもし可能だったら……。
悶々と考えて、あの、さっきまでのTELエッチの映像が頭を過ぎった。
私が真剣な眼差しを向けたら……もしくはこのまま大胆に下着を脱いでお股を開いたら……。
もしかしたら八反田さんはあの大きなおち○ちんで私と繋がってくれるかも……。
想像して、期待して。
——バカッ! あれは八反田さんじゃないってば!
結局自分に叱責を加えたところに、八反田さんのスマホが早く出なさいと怒りを露わに泣き喚いた。
信号が青の時だから、八反田さんは呼び掛けには応じずに運転に集中していたけれど、あまりにも長いこと訴え続けているので、彼は観念したように路肩に車を止めた。
「……ああ、ごめんね。連絡せずに。なほちゃん。機嫌、損ねないでよ」
急いでスーツのポッケからスマホを手にした八反田さんは、気まずそうな息遣いを残しつつ車から降りてしまった。
「いや、付き合ってくれたのは風間さんですしね。これくらいは当然ですよ。お気になさらず」
にっこり笑ってくれた八反田さんの、スーツは黒色だった。
ネクタイはせず、上一つだけ外している。
タイトなシルエットの八反田さんには、何故かそれが似合う。
とても紳士的に見えて、清潔感があって。
そしてふと、それはテレビ電話の時に見たスーツと似ているんじゃないか、そう邪推してしまうから私は私をあまり好きになれない。
えんじのネクタイがどこかに隠されているのかも。
こっそり探りながら助手席に座った。
「どうしますか?家に帰りますか?」
車のキーを回す前に、八反田さんは私に尋ねた。
「帰りません」
当然とばかりに答える。
参ったな、と答えた八反田さんは黒の腕時計を確認し、
「なら事務所にでも泊まるか……」
一度差し込んだキーを回した。
エンジンがかかり、車が動き出す。
きっと器用な女の子なら、このまま八反田さんとカーセックスに持ち込めるように誘惑するか、ホテルに行きたいと妖しく我が儘を言うのだろう。
でも臆病な私にはそれは出来ない。
だけどそれがもし可能だったら……。
悶々と考えて、あの、さっきまでのTELエッチの映像が頭を過ぎった。
私が真剣な眼差しを向けたら……もしくはこのまま大胆に下着を脱いでお股を開いたら……。
もしかしたら八反田さんはあの大きなおち○ちんで私と繋がってくれるかも……。
想像して、期待して。
——バカッ! あれは八反田さんじゃないってば!
結局自分に叱責を加えたところに、八反田さんのスマホが早く出なさいと怒りを露わに泣き喚いた。
信号が青の時だから、八反田さんは呼び掛けには応じずに運転に集中していたけれど、あまりにも長いこと訴え続けているので、彼は観念したように路肩に車を止めた。
「……ああ、ごめんね。連絡せずに。なほちゃん。機嫌、損ねないでよ」
急いでスーツのポッケからスマホを手にした八反田さんは、気まずそうな息遣いを残しつつ車から降りてしまった。

