この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
思い出のアルバム
第21章 赤い糸は…
やっとの思いで写真のプリントを終えた。
普段、この作業は5分もかからず終わるのに
今日は、20分も長い時間を使ってしまっていた。
先輩は、ただ黙って見守っててくれた。
最後の写真のチェックも私がやって、
全ての作業を私に任せてくれた。
「彼氏が、写真受取りに来たら……俺、裏にいようか?何なら、早退してもいいよ?」
全然会ってないって言うのを気にしてくれてるのだろうか。
「いえ……普通にしててください…」
そうじゃないと、顔見た瞬間、泣いてしまいそうだから……
「わかったよ……」
そう言って仕事に戻る。
私はそれから修ちゃんが写真を取りにくるまで
ずーっとソワソワしてたのは言うまでもない…
でも
私は…修ちゃんと顔合わせていいのだろうか……
私は…何人かの男に抱かれてた。
修ちゃんがいるのに…そうすれば満たされると思って…
そんな私は
修ちゃんとまた向き合って……いいのかな?
いや、そもそも
修ちゃんだって…どういうつもりか、わかんないよね……
普通にしてればいい……
普通に…………

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


