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失恋キューピッド
第8章 チャンスの神様は後ろハゲで底意地が悪い

「──なんて、今さら遅いしミユキも困るよね?ごめんね」
「…俺…あの日アユミにフラれて、彼氏にダメ押しされて、すげぇ落ち込んだ」
顔を両手で覆い隠したミユキの涙声を聴いて、あたしは罪悪感で胸が痛くなった。
「リナがいてくれなかったら、きっと今でも立ち直れなかっただろうし、親父の再婚にも反対してたと思う」
「…うん」
「アユミのことは、もう自分の中で整理したつもりだった。だから…好きだって言われて気持ちが揺れることに正直…戸惑ってる」
「ミユキ…」
「…俺…あの日アユミにフラれて、彼氏にダメ押しされて、すげぇ落ち込んだ」
顔を両手で覆い隠したミユキの涙声を聴いて、あたしは罪悪感で胸が痛くなった。
「リナがいてくれなかったら、きっと今でも立ち直れなかっただろうし、親父の再婚にも反対してたと思う」
「…うん」
「アユミのことは、もう自分の中で整理したつもりだった。だから…好きだって言われて気持ちが揺れることに正直…戸惑ってる」
「ミユキ…」

