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第18章 親友 洋平

洋平さんの料理も来て、いろんな話をした。
洋平さんは食べ終わるのが速く、そのまま

「じゃっ 仕事に戻るわ。またね 未唯ちゃん。」

「はい、お仕事 がんばってください。」

手をヒラヒラさせながら 店を出て行った。

「ごめん。ゆっくりできなかったな。」

「ううん 話できて 楽しかったよ。」

「あいつとは、学生の時から一緒で 何でも知ってるから あんまり紹介したくなかった。」

照れ臭そうに 笑った。

「この後 どうしようか。」

「そうだねー。散歩したい！どっか ゆっくり歩いて！」

「ハイハイ姫。車、会社に置いてから行こうか。」

私たちも店を出て 直志くんの会社に車を置きに行った。

「ちょっと待ってて 」

直志くんは 誰かに電話していた。

「やっぱり 大きい会社だなぁ。」

起業して、8年。ビル1棟になるまで 成功したらしい。

「お待たせ。どうした？」

「ううん、大きい会社だなぁ っと思って。」

「そうかなぁ？行こう。」

手を引いて 歩き出した。
オフィスビルが立ち並ぶ 街を抜けて 公園をゆっくり散歩。



陽が沈んできた。

「少し座ろうか。」

近くにあったベンチに座った。

「もう、こんな時間だ。時間が経つの早いな。」

「うん。楽しかった〜。久しぶりに 歩いたから、明日筋肉痛かな。」

「俺もかも。」

2人で顔を合わせて 笑った。

「夜飯でも食べに行こうか。」

ベンチから立ち上がった。