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eyes to me~ 私を見て
第16章 愛を囁く騎士、揺れる歌姫
「けど……あの怖い顔の人……私の事嫌がってるよね」
敵意丸出しの目でこちらを見た背の高い男を思い出し、美名は憂鬱になる。
「真理も、美名の声を聞いたら、頭を下げてでも一緒に演奏したいって思うさ」
「そうかな……」
「美名にはそれだけの価値がある」
「もうっしょう君てば……嬉しいけどさ……」
「良かった。やっと笑った」
翔大は、頬杖をついたままで美名を見ている。
チキンを放り込む寸前大きく開けた口を、美名は慌てて閉じて、控えめにモグモグする。
「嫌われたかと思ったよ」
「嫌いとか、そんなんじゃないよ」
「じゃあ、好き?」
「ぐっ」
美名はむせた。
敵意丸出しの目でこちらを見た背の高い男を思い出し、美名は憂鬱になる。
「真理も、美名の声を聞いたら、頭を下げてでも一緒に演奏したいって思うさ」
「そうかな……」
「美名にはそれだけの価値がある」
「もうっしょう君てば……嬉しいけどさ……」
「良かった。やっと笑った」
翔大は、頬杖をついたままで美名を見ている。
チキンを放り込む寸前大きく開けた口を、美名は慌てて閉じて、控えめにモグモグする。
「嫌われたかと思ったよ」
「嫌いとか、そんなんじゃないよ」
「じゃあ、好き?」
「ぐっ」
美名はむせた。

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