この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第61章 プリキー大作戦
**

「Haーーーー」
 
 蒼く高い秋の晴れ渡った空を見上げ、腕を高々と上げ、ファルセットで軽く発声練習をする。
 喉に何かが突っ掛かる様な感覚も無く、調子が良い。
 雲に隠れていた太陽が覗くと、美名は手を翳した。
 ギターケースの上に置いてあるスマホが鳴っている。

「もしもし?……あらら、凄い声!大丈夫?」
『ゲヘッウヘッ……びめ……ずまん……ぎょうばまだ無理ぞ――だ……ぐべぼ――っぶへんっぶひゃんっ!』

 電話の向こうから、真理の苦しそうな咳が聞こえてきた。
 真理と由清は三日前から揃って仲良く風邪を引き、高熱が出てしまい休んでいる。
 路上ライヴなど出来る筈もなくプリキーの活動はブログの更新だけだった。
 ライヴを望むファンからのメールが殺到し、美名単独で路上を敢行しようという事になったのだ。


/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ