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eyes to me~ 私を見て
第61章 プリキー大作戦



 桃子は、律動に翻弄され、シーツの海の上を魚の様に跳ねる。とても綺麗だーーと三広は思った。
 デビューしてから今まで、沢山の綺麗な人々を見てきた。
 けれど、目の前に居る桃子より愛しくて美しい者を知らない。
 桃子とのめぐりあいは、砂漠の中に埋もれるたったひと欠片の宝石を見付けるかの様な、かけがえのない奇跡だった。
 を愛する事に目覚めた喜びを、桃子とは勿論、綾波とも分かち合いたいと思った。
 デビューしてからずっと自分を気にかけてくれていた綾波。
 マネージャーとしてだけでなく、三広がバンドメンバーの誰にも晒せなかった心の傷と闇を慰めて和らげてくれていたのは彼だ。
 そして、桃子との関係を後押ししてくれたのも。


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