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eyes to me~ 私を見て
第61章 プリキー大作戦

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一時間後、三広と桃子はホテルのベッドの中で微睡んでいた。
桃子は、交わった余韻と気だるさで三広の胸に頭を預けながら、心配になり恐る恐る聞いた。
「三広くん……鼻血……大丈夫?」
「――ん?うん」
三広は、既にこより状にしたティッシュを両方の鼻の穴に詰め込んでいる。
「うふふ……」
桃子は三広を見上げて小さく笑う。
三広は、少しバツが悪そうに唇を歪めた。
「うう……ごめん。いつも……こんなで……ムードも何も無いよね」
「違うよ……三広くんのこういう所を見れるのは私だけなんだなあって思ったら……嬉しくて」

