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eyes to me~ 私を見て
第61章 プリキー大作戦

「ついて来ないで……っ」
桃子が息を切らしながら言うと、茶髪の男に腕を掴まれてしまった。
帽子の女の人ももう一人の黒髪に羽交い締めにされて居た。
「ち……ちょっと!」
睨むが、男達は全く怯まない。
「人を呼びますよ!……誰か……」
桃子達は人気の無い方へと歩いて来てしまったのだ。
桃子の背中に冷たい物が流れる。
「自分から誰も居ない所へ俺らを誘ってさ~お姉さん、やるね~」
男の息が耳に掛かり、気持ち悪さで鳥肌が立ってしまう。
「や……やだ……助け……誰かっ……三広くんっ……」
スイッチが入ると強い桃子も、今はすっかり怯えてしまって身体が動かない。

