この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第58章 歌姫を見守る獣



 美名は、涙が溢れそうな瞼を指で押さえて無理矢理笑う。

「……きっと、何か理由があるんです……私には分からない何か……
 剛さんを、信じて……また連絡をくれるのを待ちます……
 それまで、やるべき事を頑張ります」

 志村まで目を潤ませ、美名をギュッと抱き締めた。

「んも――!美名ちゃんったら健気――!頑張り過ぎなくて良いのよ?苦しいなら苦しいって言いなさいね?」
「は、はい……本当は……寂しい……です……凄く」

 美名が涙声を出す。
 志村は、側にいるはまじろうを蹴った。
 はまじろうは悲鳴を上げる事は無いが、コロコロと床を転がる。

「美名ちゃんがこんなに待ってるのに……酷い男よねっ!……あっ、もう私も行かなくちゃ……
 美名ちゃん、またゆっくり話しましょうね?今夜は早く休むのよ?」
「はい……ありがとうございます」
「あっ!そうだ!はまじろう――!」

 志村は倒れているはまじろうの首根っこを掴まえて起こすと、何かヒソヒソと話している。



/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ