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eyes to me~ 私を見て
第52章 サプライズパーティー

由清は向日葵の切り花を花瓶に生けながら笑った。
「うん。そうだね。楽しかったから、寂しいね」
「……明日から独り寝に独り起きの生活か……
もう美名の可愛い寝起きを見れないんだな……うう……っ」
「アハハ!確かに!……でも、プリキーで毎日会うじゃない」
「お前には俺の純情はわからねーんだよ!
お前なんかちょっとニヤ~てすりゃ女がウジャウジャ目をハートにして寄ってくる女たらしの癖に――!」
「随分酷い言われようだなあ~
俺だって、思い通りにならない恋に苦しむ気持ちを知らない訳じゃないし……」
由清は向日葵の花弁にそっと触れて薫りを嗅いだ。

