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堕散る(おちる)
第19章 step19十三段目…始業式

そう思ってる内に、2つの手にお尻を揉まれる。
右側に左手、左側に右手…やっぱり何人か痴漢がいる。
顔を上げて叫ぼうとすると、前に立っている人の携帯の画面が、不自然にアタシの方に向けられていた。
『気づいたら、まばたきで返事して。
はい…まばたき2回
いいえ…まばたき1回
意味がわかった?』
その画面がアタシへのメッセージだとわかった。
アタシは、まばたきを2回する。
ニュースで痴漢に気づいた周りの人が携帯の画面でメッセージのやりとりをして助けてくれた…というのを思い出した。
きっとこの人もそうだろう。
携帯画面が他の、痴漢の視界に入らないように、アタシのお腹の辺りに来た。
そんな間にも2つの手は、スカートがずり上がるくらい好き勝手にお尻を撫で、揉んでくる。
『あなた痴漢されてる?』
急いでまばたきを2回する。
もうスカートは捲れ、パンティから揉まれていた。
『俺にくっつくようにして。』
アタシは前の男性にくっつく。背が高くどんな人かもわからない。
でも今見上げるのは不自然だ。
前の男性がアタシを抱くように腕を伸ばし背中に手が回る。
後ろの人との隙間が出来る。
右側に左手、左側に右手…やっぱり何人か痴漢がいる。
顔を上げて叫ぼうとすると、前に立っている人の携帯の画面が、不自然にアタシの方に向けられていた。
『気づいたら、まばたきで返事して。
はい…まばたき2回
いいえ…まばたき1回
意味がわかった?』
その画面がアタシへのメッセージだとわかった。
アタシは、まばたきを2回する。
ニュースで痴漢に気づいた周りの人が携帯の画面でメッセージのやりとりをして助けてくれた…というのを思い出した。
きっとこの人もそうだろう。
携帯画面が他の、痴漢の視界に入らないように、アタシのお腹の辺りに来た。
そんな間にも2つの手は、スカートがずり上がるくらい好き勝手にお尻を撫で、揉んでくる。
『あなた痴漢されてる?』
急いでまばたきを2回する。
もうスカートは捲れ、パンティから揉まれていた。
『俺にくっつくようにして。』
アタシは前の男性にくっつく。背が高くどんな人かもわからない。
でも今見上げるのは不自然だ。
前の男性がアタシを抱くように腕を伸ばし背中に手が回る。
後ろの人との隙間が出来る。

