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PINK
第1章 欲求

 私はオナニーを余り知らない女だった。

 自分でする行為を恥ずかしいと思った。
確かに思春期には性への憧れがあった。

 実際に、親に隠してレディースコミックを読んだり、エッチな小説を読んでは妄想を膨らませた。

 セックスへの憧れもあった。

 あんな場所にアレが入る。
まさに不思議な感覚で初めては痛いとかセックスをして子供を授かるとか不思議でいっぱいになった。

 セックスしてみたい!!頭にそればかりが過る。

 セックスを妄想すると必ずアソコが疼いた。

 変にバクバクしてきて痒みに似たような感覚。
そのむず痒さを抑えるように女性器を掌で撫でた。
そうする事でむず痒さがおさまってくる気がした。
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