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好きにさせて
第14章 本心


少し
布団でまどろんだ後
俺と茜は手を繋いだまま
寝室を出て
台所に向かった


台所に着き
俺が茜を背中から抱きしめると
茜は俺を少し
邪魔そうにしながら
クスクスと笑った

それから茜は
大きな皿に
残りものの惣菜を乗せ
おにぎりを握る


手早くて
ほんま
えぇ奥さんになるやろう

子供がでけへん
言うだけで
こんなええ女と別れるやなんて
信じられへんわ…


せやけど


子供がおったら
えぇお母さんにも
なれたやろうと思うと
俺は胸が痛んだ


病気になる前に
妊娠してたら
子供
できてたんやろうか…


あぁ
そうか


前に俺が

「高校生の時やなくて
今、茜と付き合うようになって良かった」

そう言うたとき
茜が納得してへんみたいやったんは
そう言うことか…


高校生になった
あの頃から付き合うてて
そのまま別れへんかったとして

もし

できちゃった

とかなってたら…



あかん



どれもこれも
タラレバや


そんなんやのうて
今をどうするか
考えなあかんのに…



「尚」


「ん?」


「お味噌汁は…無理よね?」


「せやなぁ(笑)
俺が布団にこぼしてしまいそうやから
やめとくわ」


「 じゃ、できたよ」


「ほな、あっち行こか」


「うん」

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