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遅すぎた恋
第4章 思えば思うほど…
飛鳥君からの連絡がなくなって
もうすぐ1週間。
自分から連絡できるわけもなく…
また日曜日がやってきた。
今日は大学からの友人とランチの約束をした。
「おまたせ〜!」
「ううん。ごめんね、急に。」
急いで来たのか少し汗ばんでいる。
色々な相談を過去にもしてきたこの友人、恵梨香。
なんでも話せる…親友だ。
「いいのよ!久しぶりじゃない?
桜が相談なんて…どうしたの?」
アイスコーヒーを注文し、メニューに目を通していく。
「…私、彼氏と別れたの。」
その言葉にメニューに落としていた目線が
私へと移った。
「…は?何で?」
「あっちに、新しい女がいたみたい…」
2度ほど見た…相合傘の時と
あのレストランで見た女性。
「何それ!?それで、桜何も言わずに別れたの?」
昔っから男っ気があって、どちらかと言うと
カッコいいという言葉が当てはまる。
「いいのよ。遼太とことは…それよりね…」
私は先に来ていたアイスコーヒーを
一口流し込んだ。

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