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アンバランスなsweet
第21章 覚悟

『まことー、俺が聞いてるのに質問返しかよ』

『熊さん、片桐さんの辛い過去……それを知りたいんですよ。教えて下さい』


片桐さんは同僚で仲間だ。
その彼の辛い過去。それは俺には関係無いことだけれど、決して面白半分で知りたい訳じゃない。


片桐さんの昔の彼女の名。
熊さんがそれを口にした時は半分諦め気分だった紫乃への思いは、俺が自分で自覚していた以上に強かったようで、この胸に熱く息づいていた。


以前、片桐さんのデスクに飾ってあった写真。
片桐さんと仲良く寄り添う青いワンピースの女性。
ここ最近姿を消したその写真の彼女と紫乃の姿。


その時は何も思わなかったそれが意味を成して。
俺は必然的に片桐さんの過去が気になり始めた。


片桐さんの紫乃に対する気持ちは、失った何かの裏返しな気がして。
片桐さんが紫乃に変化を求めたその訳……それ知りたいんだ。


だって、おかしいだろ?


付き合い始めの幸せな時に、二人ともたまに見せる辛そうな顔。



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