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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第5章 偽りの別れ
「なーんて、偉そうなことを言ってるが、義理の父親が娘に手を出そうとしたことがあるなんて相手の男に知られたら、逆に俺の方が叩きのめされそうだ」
 トスは喋りすぎたと思ったらしい。赤らんだ頬を左手でこすり、とってつけたように続ける。 
「で、何なんだ。その一つだけ訊きたいって話は」
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