この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
幼馴染と発情期
第15章 王様と私

アラン様の部屋に着くなり、私はベッドの上に座らせられた。
アラン様は不機嫌そうな顔をしていた。
「この手紙何だよ?俺が誰と結婚すんだよ?」
「サラ姫様と…」
「はぁ?ありえねぇ!それにサラはもうすぐ結婚するんだぞ?」
「へ?だって…ラブレター机に隠したじゃないですか…」
「ラブレター?今まで生きてきて一度だってもらった事なんかないぞ?サラからもらったのは結婚式の招待状だ」
「え…」
どうしよぉ…もうアラン様と会わないと思ってあんな手紙送っちゃって。
アラン様は私の気持ち知ってるんだ…
もうアラン様の専属のメイドも出来ない。
「アラン様…私、アラン様の専属のメイドでなくてもいいです…お願いです…ここのお城で働かせてください」
「…断る」
アラン様は即答でそう答えた。
そっか…やっぱり駄目だよね。

