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LowとChaosの間…
第3章 禁断の純愛
「かすり傷じゃないか……大きな声だったからびっくりしたよ」

「こ、怖かったんだもの」

少年は大きな木の葉っぱをもぎ取ると、手で少し握り潰し、少女の傷に貼り付けた。

「あ……」

「どうだい、痛みはないだろ? 火傷にも効くのさ。キミ、大和の人なのに知らないんだね?」

少年はそっと少女に手を差し延べた。

「キミの家の近くまで送るよ」

「……だめよ…もぅここへ来ちゃだめ……あなたは人間だもの」

「じゃぁ……また……森の入り口で狩りをしてたらキミは来てくれる?」

「い、入り口でもだめ……でも、海なら…行くかも……かもだよ…」

少女は少年の手を握った。


数年後、
この人間の少年と妖魔の少女は幾多の試練を乗り越え、結ばれることになる。

人間の義道(ギドウ)と妖魔の恵(メグミ)。

後(ノチ)に、
南の天津帝国を混沌の渦に陥れた混血の魔人・魔王.紅蓮の父と母である。

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